立命館大学の思い出その19(浜田省吾とT君との思い出)
こんにちは。
大学の時の思い出です。
当時好きな娘がいました。片想いでしたけど、もし付き合えたらドライブに行きたいなあと夢想してました。
海辺を浜田省吾の歌をかけながら、その娘とドライブ出来たら最高やなと思ってました。
そのためには、まず免許を取らなければと思い行動に移しました。
春休みの2ヶ月間をバイトに費やしました。
なるべく単価の高い肉体労働で必死に働きました。そして40万円ほど費用を稼ぎ、教習所に通いました。
その2ヶ月間は、ほとんど友達にも会えませんでした。
無事に免許もとれ、久しぶりに高校からの友人のT君に会いました。
彼が長い間会えなかった理由を尋ねてきたので、上記のことを伝えました。
すると彼が、驚いた表情で
「何でそんなに頑張ったん?」と聞いてきたので、
私が、「いや、免許くらいないとあの娘と付き合う資格ないと思ってさ。」と答えました。
するとT君が絶句して、うつ向きました。
そして、顔を両手で押さえて
「つき合ってるわけでもないし、付き合ってもらえるかも分からんのに・・・・そんなに頑張ってお前ってやつは。
あかん、泣けてきた。お前俺を泣かせてどないすんねん。・・・」
と言い涙ぐんでました。
しばらくの沈黙の後
「お前は、よっぽどその娘が好きやねんなあ。よく分かったわ。」
と、しみじみと語りました。
結局、その娘とは付き合えませんでしたが、この日のT君とのことは、鮮明に覚えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。