3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

身近にいたサトラレ

おはようございます。
20年くらい前に「サトラレ」って映画がありました。

これは心の中で思ったことが周りの人に伝わってしまう特殊な人を描いた映画でしたが、私の周りにもサトラレがいます。

映画と違うのは、私の友人は思ったことを全て口に出してしまうので、サトラレるんですけど(笑)

学生時代にその友人K君と百貨店に買い物に行った時のことです。
エレベーターで目的階に向かっていると、途中階でエレベーターが止まりました。

何人かの人が乗った後、エレベーターガ═ルがエレベーターを動かそうとした時に遠くから
「待ってぇ~~❗️」の声が
その声のした方から派手な服の化粧の濃い、
ザ・大阪というおばちゃんの二人組が走ってきました。
二人はエレベーターに乗ろうとして
「あっ❗️これ上りやん。違うやん。ごめんね。(笑)」
と、二人で大騒ぎして乗るのを止めました。

エレベーターの扉が閉じた瞬間にK君が、吐き捨てるように
「うっとおしい、おばはんや❗️」とつぶやきました。
するとエレベーター内がクスクスと笑いに包まれました。

その笑い声を聞いてK君は
「えっ何?俺の言ったことでみんな笑ってるの?みんな思ってたん?それやったら言ってよ。なあF本?」
と、また語ったことによりエレベーター内がより笑いに包まれました。

私は(いや、それ思っても普通口にせんと心に秘めとくことや。)と苦笑するばかりでした。

こんなすぐに何でも思ったことを口にするK君ですけど、30年以上の友人です🤣🤣🤣

図書館での出来事

おはようございます。

今の時期になると思い出す話です。

大学1回の時に付き合ってた娘と冬に別れました。
別れる時に私は、
「お互いに今後どこかで偶然会うことが、あってもお互いに新しい交際相手がいたりして、気まずいがもしれない。だから話しかけたりしないようにしよう。」
と提案しました

すると彼女が
「そんなの寂しすぎる今後どこかで偶然会うことがあったら、無視しないで話しかけて欲しい。その時は普通に話がしたい」
そういうやり取りがありました。

それから3年後
大学の卒論の文献を調べる為に彼女の大学の図書館に出掛けました。
(彼女とは別の大学に通っていました。彼女の大学の図書館の方が文献が豊富にありましたので。)

図書館に入ると2階の窓際の席に彼女が、一人で座っていました。
あまり変わっていなかったので、すぐ分かりました。

話しかけないでおこうと思いましたが、彼女に言われてたことがあったので、しばらく躊躇しましたが、背後から
「久しぶり」と声をかけました。

彼女は驚くわけでもなく、
「久しぶり」と同じ言葉を返しました。
前を向いたまま、決して振り向こうとはしませんでした。

彼女の背中が何かを物語っていました。
(別れた時に彼女を傷つけてしまったんだな。)
切なく苦い気持ちになりました。

竹内まりあの「駅」を聞くとこの時のことを思いだします

今でも昔の彼女たちはどうしてるのかと思うことがありますが、実際には会わない方がいいとは思っています。
ただ、彼女達が幸せで暮らしていることを心から願っています。
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京都人の排他性を感じる話

こんにちは。
井上章一氏の「プロレスまみれ」という本の中に気になる部分がありました。

全日本プロレスが京都のKBSホールで試合をした時の話。
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ブラザーヤッシ═という京都出身のレスラーが、リングに登場した時に
「ブラザーヤッシ═が、京都に帰ってきたぜ❗️」とマイクアピールをしたそうです。
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そうすると、凄まじいブ═イングとヤジが飛び交ったそうです。
どんな野次かというと。
「お前なんか京都の人間じゃない!」
「そうや、お前宇治やないか!」という類いのもの。

これを読んでやっぱり京都には住めないなあと思いましたね。
念のために言っておきますけど、宇治市も京都府の中の都市ですからね。

いわゆる京都市内の洛中の人間しか京都を名乗るなということです。

私の父も京都出身なんで、私にも半分は京都人の血が流れてるんですが、大阪で育って良かったと思いましたね。😅😅

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

母の謎の言葉

おはようございます。
20代前半の話。

前にも書いたと思いますが、私は腸が弱いです。
特に寒さに弱くて、冷えるとすぐにお腹が痛くなります。

20代前半のある冬の朝。その日もお腹が痛くなって、苦しんでました。

そんな私の様子を見て、母がしみじみと
「お前は本当に地下鉄の運転手にならなくて良かった」と
私が(えっ?)と戸惑っているのを気にせず母は、続けました

「知ってるか?地下鉄の運転手はトイレに行きたくなったら、停車中のわずかな時間にいかなあかんのやで。
お前なんか地下鉄の運転手になったら、しょっちゅうトイレに行かなあかんから、地下鉄のダイヤも乱れるがな。
だから、お前は本当に地下鉄の運転手にならなくて良かった。」
としみじみと語るのでした。
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それを聞いて私は
(ちょっと待ってお母ちゃん。俺今まで生まれてこの方一度も地下鉄の運転手になりたいって思ったことない。
それに一回もそんなこと口にしたことないし。
なんで?

それにその理屈で言うと別に地下鉄の運転手だけじゃなく、JRの運転手でも私鉄の運転手でも条件一緒やん。なんで地下鉄限定なん?)

そう思うと可笑しくて腹が痛くなってきて、二重の苦しみを味わいました

今でも何故そんなことを言われたのかは、謎です。😅😅😅

最後まで読んでいただきありがとうございます。

オリエンテーリングの思い出

こんにちは。
小学6年の時の話。
クラスにYさんという女子がいて、何かあると私に突っかかってきて、凄く嫌なやつだなあと思っていました。

ある時校外学習で、全学年で出かけることがありました。
場所は、忘れましたがそこで、オリエンテーリングをすることになりました。
6年生が男女でベアを作ってリーダ═になって、後は各学年から一人ずつ振り分けられてチ═ムを作ってタイムを競い会うものでした。

私のペアの女子が何とあのYさんでした。
(うわ!最悪やな。絶対俺に文句ばっかり言ってくるやん。)
とブルーになりました。

いざオリエンテーリングが始まるとYさんは、いつもと違って大人しくて、従順に私の指示に従ってくれました。
また、たまに建設的な意見も言ってくれて、おかげで、かなり速くゴ═ル出来ました。
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今思うとあれが、初めてのツンデレ体験だったのでしょうか。

その後Yさんには年賀状をもらったり、チョコをもらったりしましたが、当時は矢吹ジョ═に憧れてて硬派を気取ってたので、そういうものには返事を出したりお礼を返したりしていませんでした。

梶原一騎の作品ではなく、その時期に高橋留美子や江川達也の作品に出会えていたら、私の性格も変わってたかも知れません🤣🤣🤣

当時は、礼儀知らずだったなあと反省しています

最後まで読んでいただきありがとうございます。

立命館大学の思い出その26(猪木信者の誘惑)

こんばんは。
久しぶりに思い出話です。
恥ずかしい思い出です。

大学の時に片思いをしていたKさんという女の子がいました。
友達のような相談相手のような立場で、進展がなく高校からの友達のT君に相談しました。

私「全く進展ないけど、どうしたらいい?」
T「あのな、猪木がいつも言ってるやろ世間がこっちを向いてなかったら、こっちをみさせるようにしかけろって。その女の子が君ののことを見てなかったら、見るようにしたらええねん。」

言い忘れましたが、このT君は熱烈な猪木ファンなのでした。
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私「じゃあ?どうするの?」
T「君の女友達のOおるやろ?あの娘と二人で歩いてるところをその君の好きなKさんに見せるねん。さしずめ石川ひとみの「まちぶせ」作戦と名付けよか。」
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Oさんと言うのは、私の唯一の女友達でかなり可愛い娘でした。性格が男っぽいので、全く異性を感じさせないので友達という関係が成立していました。

私「えっ?そんなことして何になるねん?
意味があると思えん。」
T「あのな、君はいつも正攻法で攻めすぎやねん。だからいい人と思われてるだけで進展ないねん。その娘の心にさざ波をたてるねん、
(えっ?何この人私のこと好きじゃなかったの?}と思わせて楔を打つねん。無風状態に風を起こすねん。猪木も言ってるやろ?」

普段であれば、そんな誘いには絶対乗らないのですが、その時は何故かそれもいいかと思い、その作戦を実行しました。

私の好きなKさんが通る通学路にOさんと二人で歩いてる鉢合わせするようにしました。
(Oさんには。何も伝えずにです)

当日Kさんが通る時間を見計らって、Oと二人で反対方向から歩いて鉢合わせするようにしました。

鉢合わせした瞬間、Kさんが我々から顔をそむけて急いで歩き去りました。
私はその反応がいいのか悪いのか分かりませんでした。

気になったので、その何日か後にKさんに電話をかけました。
こちらからはその話題に触れず世間話をしていましたが、突然
「私見ました。この前○○さんが女の子と歩いているのを!」と言われたので、

少し慌てて
「ああ、あの娘はただの友達。」
と答えましたが
Kさんは
「私には全然関係ないんで、いいんですけど、何か○○さんの印象変わりそう。」
と言われ、その日の電話は何とも言えない感じで終わりました。

電話を切った後
(あ═っあ、ガラにもないことやったから裏目に出た、自分らしくないことしたなあ)と激しく後悔しました。

やっぱり猪木信者の言うことを聞いたのが間違いだったと強く思ったのでした。
そして、心の中で
(馬場さん猪木信者に乗せられてつまらんことをやってしまいました。私が間違ってました。)
と懺悔したのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Y君の思い出

こんにちは。
新入社員の時の話。
同期にY君という男の子がいました。

凄く大人しい人で、いつもニコニコして人の話を聞いているような人でした。

彼はお寺の僧侶の息子で、人の前世が見えるとか、人の運命が見えるとか色んな噂があり、少し神秘的なところがありました。
写経が似合う雰囲気の子でした
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私とは特別に仲がいいわけでもなかったので、ほとんどしゃべったこともありませんでした。

新入社員研修の最後にみんなで、寄せ書き帳を作ることになり、それぞれが一人一人にメッセージを書いて渡すことになりました。

Y君から私に書かれたメッセージには、こう書かれていました。
「あなたの元には人が集まります。あなたの話は人を癒します。あなたは、そんな人たちの心の支えになってあげて下さい。」
他の人のメッセージは、全く覚えてませんが、Y君のメッセージだけは、今でも覚えています。

たまにこのメッセージを思い出して、(全然そんな人になれてないわ。)とY君に申し訳なく思います。