兄との思い出
こんにちは。
ふと兄のことを思い出しました。
兄とは3つ違いです。
男兄弟なので、家での会話はあまりなく特別に仲がいいとはいえない兄弟でした。
ただ一つよく覚えてる出来事があります。
私が小学2年生の時に近所の公園で、一人で遊んでいると二つ上の上級生二人組に絡まれました。
小学生の時は私は体が小さかったので、その二人が私をいじめにかかってきたのです。
抵抗はしましたが、相手は二人ですし向こうの方が、体が大きいし半べそをかいていました。
そこに兄が私を迎えに来て、その様子を見て
状況を察しました。そして、その内の一人の胸ぐらをつかんでそのまま片手で吊り上げて
「お前ら!俺の弟に何してくれてるねん!」と
怒鳴ったのです。
兄は私と違って、小学生の時から体が大きく見かけもごつかったため、残りの一人は、走って逃げました。
胸ぐらをつかまれてる子も、泣きそうになってました。
兄は、その子から手を離し
「二度とするなよ!」と言って解放してやりました。
普段は兄の私に対する気持ちが、あまり分かりませんでしたが、その時に兄の私に対する思いが伝わってきました。それと同時に安堵の気持ちから、私は号泣してしまいました。
兄はそんな私に特別に何も言わず、一言
「帰ろうか。」と声をかけてくれました。
大人になってからも、兄とはあまり話をすることはありませんが、一度色々と話をしてみようかと思ってます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。