立命館大学の思い出その26(猪木信者の誘惑)
こんばんは。
久しぶりに思い出話です。
恥ずかしい思い出です。
大学の時に片思いをしていたKさんという女の子がいました。
友達のような相談相手のような立場で、進展がなく高校からの友達のT君に相談しました。
私「全く進展ないけど、どうしたらいい?」
T「あのな、猪木がいつも言ってるやろ世間がこっちを向いてなかったら、こっちをみさせるようにしかけろって。その女の子が君ののことを見てなかったら、見るようにしたらええねん。」
言い忘れましたが、このT君は熱烈な猪木ファンなのでした。
私「じゃあ?どうするの?」
T「君の女友達のOおるやろ?あの娘と二人で歩いてるところをその君の好きなKさんに見せるねん。さしずめ石川ひとみの「まちぶせ」作戦と名付けよか。」
Oさんと言うのは、私の唯一の女友達でかなり可愛い娘でした。性格が男っぽいので、全く異性を感じさせないので友達という関係が成立していました。
私「えっ?そんなことして何になるねん?
意味があると思えん。」
T「あのな、君はいつも正攻法で攻めすぎやねん。だからいい人と思われてるだけで進展ないねん。その娘の心にさざ波をたてるねん、
(えっ?何この人私のこと好きじゃなかったの?}と思わせて楔を打つねん。無風状態に風を起こすねん。猪木も言ってるやろ?」
普段であれば、そんな誘いには絶対乗らないのですが、その時は何故かそれもいいかと思い、その作戦を実行しました。
私の好きなKさんが通る通学路にOさんと二人で歩いてる鉢合わせするようにしました。
(Oさんには。何も伝えずにです)
当日Kさんが通る時間を見計らって、Oと二人で反対方向から歩いて鉢合わせするようにしました。
鉢合わせした瞬間、Kさんが我々から顔をそむけて急いで歩き去りました。
私はその反応がいいのか悪いのか分かりませんでした。
気になったので、その何日か後にKさんに電話をかけました。
こちらからはその話題に触れず世間話をしていましたが、突然
「私見ました。この前○○さんが女の子と歩いているのを!」と言われたので、
少し慌てて
「ああ、あの娘はただの友達。」
と答えましたが
Kさんは
「私には全然関係ないんで、いいんですけど、何か○○さんの印象変わりそう。」
と言われ、その日の電話は何とも言えない感じで終わりました。
電話を切った後
(あ═っあ、ガラにもないことやったから裏目に出た、自分らしくないことしたなあ)と激しく後悔しました。
やっぱり猪木信者の言うことを聞いたのが間違いだったと強く思ったのでした。
そして、心の中で
(馬場さん猪木信者に乗せられてつまらんことをやってしまいました。私が間違ってました。)
と懺悔したのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。