3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

教育現場の問題についての私見

新聞やテレビを見ていると、相変わらず学校でのいじめや不祥事を取り上げたものが、後をたちません。
中には、自ら命を絶ってしまう子供もいて心が痛みます。これだけいじめの問題が継続して起きているのに、学校の教師や教育委員会が真摯に対応出来ていない案件があまりに多いと感じます。
子供たちのSOS に気づかず、事態を深刻化させたり、全く子供に向き合わず状況を把握する能力のない教師もいます。

私自身も小学校の時に苦い思い出があります。2年の時に担任になった女教師が真摯に問題に向き合ってくれなかったからです。
この女教師は、ベテランでしっかりしているという前評判でしたが、簡単に言うと力で生徒を押さえつけるタイプの教師でした。
今の時代なら許されないのでしょうが、うるさく騒ぐ生徒にはビンタやゲンコツや廊下に立たせたりと言葉ではなく力を持って、静かにさせるという人でした。
子供心に(この人とは合わないな。)と嫌悪感を感じたものでした。ただそういう教師に当たってしまったので、そのやり方を受け入れるしかありませんでした。特別に反抗することもなく、その教師のやり方にしたがっていました。

そんな中で、ある日トラブルが起きました。どこのクラスにもいる性格の良くないボスタイプの子供が自分の子分を使って、その日ずっと二人がかりで私をからかってきました。私もずっと我慢していたのですが、いつまでたっても私への悪口を止めそうにないので、我慢しきれず殴りあいの喧嘩になりました。
2対1なので、私に勝目はないのですが、我慢の限度を越えたので立ち向かったわけです。
休み時間中の出来事でしたが、クラスが大騒ぎになり、誰かが職員室にその教師を呼びに行きました。
そこで教師が喧嘩を止め、経緯を聞いてきたので、今までのことを説明したところ
「喧嘩両成敗じゃ」と言って、私たち3人を並べてげんこつで一発ずつ頭を殴ったのです。
私は唖然としましたが、泣きながら猛然とその教師に抗議をしました。
「確かに喧嘩をしたことは悪い。ただ罪の比重があるはず。こいつらがずっと挑発してこなければ喧嘩にはならなかったのに同じように両成敗というのはおかしい。こいつらの方が悪いのが分からないの?」
子供だったので、そこまで理路整然とは言えませんでしたが、そのような意味合いのことを必死に訴えました。
それに対して、その教師が言ったのが
「我慢できなかったお前も悪い。ずっと無視してたら相手もやめたはず。(悪口を)」
私は(ああこの人ダメだな。)と心底ガッカリしました。私がどれだけの時間我慢して、どういう思いで二人に立ち向かっていったのか全く理解しようとしないその態度に絶望感を覚えました。
おまけに通知票には「子供らしい素直さが欲しい。」と書かれました。

もうこの教師には何を言ってもダメだなと子供ながらに思ったものです。

もし私のこのブログを教育に携わっている人が見るならお願いです。子供たちの言葉に真摯に耳を傾けて下さい。子供だからといっておなざりな対応をしないで下さい。子供たちは、あなたたちが思っているより人のことをよく見ています。その人の本質を見抜く力を持っています。
小学2年の時の私のように子供をガッカリさせないでください。そして子供が何らかのSOS を発信していたら真摯に向き合って解決してあげて下さい。
これ以上教育現場からの悲しいニュースは、聞きたくありません。
柄にもないことを書きましたが、心からそう思います。

最後まで読んでいたたきありがとうございました。