3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

日本では、落とした財布の6割は帰ってくるは本当か。財布にまつわる個人的体験

先日所用で、梅田に出掛けた時の事です。(他府県の方に念のため、梅田はJ.Rで言うと大阪,。大阪府一の繁華街です。)
所用と言っても、本を買いに行っただけなんですが、無事目的の本を購入し帰りの電車に乗りましたた。
それで、自分の家の最寄り駅について自販機でコーヒーを買おうとしたら財布がないんです!
慌てて、駅の案内所に飛び込んで、さっき乗ってきた電車の車内を捜索してもらいましたが見つからず。念のため、その電車の途中の停車駅と終着駅にも調べてもらいましたが、財布の落とし物はないとのこと。

(困ったな。)と思いましたが、頭をクールダウンして、考えられる最悪の事態を考えました。財布の中には、現金が2万円弱と運転免許証・キャッシュカードとクレジットカードが2枚ずつ入っていました。
色んなことが頭の中をかけめぐり、ビューティーペアの「かけめぐる青春」が頭の中に流れました。
それは、冗談ですが。
(現金が戻ってこないのは、仕方ないとして免許証やカードを悪用されるのが一番困る。)
そう思いましたので、すぐに最寄りの交番に向かいました。まず免許証の遺失届けを出して、その後クレジットとキャッシュカードを止めなければと思ったからです。

交番に着いて、お巡りさんに事情を説明して届け出を書いていると、その間担当のお巡りさんがどこかに電話をかけてくれていました。
するとお巡りさんが「梅田の交番に届け出があったみたい。」と教えてくれたんですね。
これって中々凄いことですよね。あんな人の多い梅田で、誰かが私の財布を拾って届けてくれるって確率的には、結構低いと思うんですよ。
本当に届けてくれた人に感謝です。

それで、改めて考えてみると今回に限らず、私が財布を過去に落とした時も必ず届けてもらってるんです。
結構うっかり者なので、今までの人生で7~8回財布をおとしてるんですが、必ず届けてもらってます。
何故かなと考えた時に一つ思いついたことがあります。
それは、私も財布を拾ったら、必ず届けているということです。

財布を落とすことが多いように、財布を拾うことも多く過去に10回くらい拾ってます。その度に必ず届けてます。
それは、単に私が小心者なので拾ったものを猫ババとか出来ないからなんですけど、必ず届けてます。
それで、よくよく考えてみるとどこかで行いがつながってるのかなと。
善因善果というか、本当にそういうことってあるのかも知れないと改めて思いました。日頃の行いの重要さを改めて感じた一日でした。
最後に、もう一度「財布を届けてくれた人ありがとうございました。」

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ダ-クサイドに堕ちかけた兜甲児

今回もマジンガ-Zの話です。マジンガ-Zには原作者の永井豪とは、別バ-ジョンの漫画が存在します。
桜多吾作というダイナミックプロに所属する漫画家によるもので、「冒険王」という雑誌に連載されていました。
永井豪の原作との違いは、何というか登場人物の生々しい感情が描かれているところで、時には小学生が読むと引いてしまうような描写もありました。その最たるものが、今から書く話です。

この話は、のっけから凄くてまず兜甲児が高校を留年したところから始まります。
その留年した理由というのが、ドクタ-ヘルの機械獣から人々を守るために日々戦った結果、出席日数が足りなくなったというものです。
私は(うわっリアルやな。)と子供心に思いました。確かにあれほど、頻繁に機械獣と戦っていれば学校にも行けなくなり、出席日数も減り留年もするでしょう。
(でも、そこをリアルに描く?)と驚いたのです。永井豪なら、まずそういう部分は描きませんからね。

留年した結果、兜甲児が妙にみんなに慰められてかえって傷ついてしまいます。中にはボスのように面白がってからかい半分のものもいたりします。
それで、甲児が光子力研究所を飛び出してあしゅら男爵に拉致されてしまいます。

ここからの展開がまたリアルで、あしゅら男爵が兜甲児に「仲間にならないか。」と持ちかける訳です。この誘いかたが、また巧みに甲児の心理をついてきます。
「よく考えろ。日頃平和のために戦って誰がお前に感謝する。誰も感謝しない。挙げ句のはてには高校留年だ。そんな奴らのために戦って何になる。
それより俺と手を組んで、世界征服をしてうまい物を食ったり、美女をはべらかせたり楽しく好き勝手にやろうじゃないか。」
このあしゅらの誘惑に何とあの甲児が、ぐらついて一瞬ですが考えてしまうんですよ。
最初は、(え-っ、迷うの兜甲児)って思いましたが、よくよく考えてみたら迷うのも無理ないかなと思いました。

日頃命懸けで、みんなのために戦ってるのに感謝もされず挙げ句高校留年だったら、あしゅらの誘惑に乗って好き放題するか考えてしまうのも無理ないかと思いました。
(兜甲児も人間やし、そら考えるわな。)と子供ながらに甲児の心情を思いやったものです。
結局甲児は、理性を取り戻してあしゅらの要塞を破壊して、脱出しますが考えさせられる話でした。
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何より小学生向けの漫画雑誌に、こういう人間の泥臭いところを描く桜多吾作版のマジンガ-Zに驚きつつも、魅了されたことを思い出します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

たいむとんねるの「がんばれ元気」に対する事実誤認への大きな疑問

10月22放送のフジテレビの「たいむとんねる」で、名作漫画の最終回の特集をやっていました。
番組内容自体は、可もなく不可もなくというところで、淡々と漫画の最終回を紹介していったという印象です。

その中の一つに「がんばれ元気」が含まれていました。「がんばれ元気」と言えば「あしたのジョ-」と並ぶボクシング漫画の名作としてよく知られています。内容的にはシャ-ク堀口というボクサーを父親に持つ元気が、世界チャンピオンになるまでの過程を描いています。

「がんばれ元気」は全体的に泣けるエピソ-トが多く、特に元気の父親のシャ-ク堀口が亡くなるところは、涙なしには読めません。何回読み直しても、この場面では泣けてきます。

そんな不朽の名作「がんばれ元気」の最終回を番組では、紹介していましたが基本的な事実誤認をしています。
番組では、元気が芦川先生からの別れの手紙を読むところが最後の場面と紹介していました。しかし実際は元気が祖父・祖母の待つ家に、ランニングしながら帰る場面が最後です。

ここで不思議なのは、なぜ番組スタッフはそんなミスをおかしたのかということです。
しかも番組中に「よいこ」の有野が正しいラストを述べているのに、それを聞こうともせずに「そんな場面はないです。」と否定したことにも疑問符がつきます。
本当にこの番組のスタッフは、最後まで「がんばれ元気」の最終回を読んだのでしょうか。

私も記憶間違いが、あってはいけないと何日か後に本屋で「がんばれ元気」の最終回を再度読みましたが、やはり元気が祖父・祖母の元へ走っていく場面が最後でした。
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素人の私ですら、気になったら再度検証するのですから公共の放送をする立場としては、もっと慎重に内容を検証するべきだったのではないでしょうか。
しかも番組中に有野が、疑問を投げかけているのにも関わらずです。
生放送ではないのですから、再検証する機会はあったと思います。

もしまた次回このような内容の放送をする時は、「たいむとんねる」のスタッフには、慎重な検証をお願いします。
リアルタイムで、その漫画を読んでいた人の記憶って結構確かですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

たった一言で圭修の番組を潰したダウンタウン松本の恐ろしさ

今日はお笑いについて書かせてもらいます。大阪生まれの大阪育ちの私は、当然お笑いも大好きです。
小学校の時は、土曜日に学校が昼までで終わると帰宅して、まず吉本新喜劇を必ず見てから遊びに行ったものです。
中学高校は、大阪の毎日放送の深夜ラジオのMBSヤングタウンを必ず聞いていました。
大阪の学生ならヤングタウンは毎日聞いているぐらいの人気番組で、特に明石家さんまがパーソナリティの曜日は、圧倒的に面白かったです。


そういう環境で育ったので、必然的にお笑いにはうるさいのです。あの芸人が面白いとか面白くないと
かは、関西人の日常会話では必要不可欠なものなのです。

そんな我々が大学生当時、そのお笑いセンスが絶大的な評価をされていたのがダウンタウンの松本人志です。
ダウンタウンは吉本のお笑い養成所NSCの一期生で、同期にトミーズやハイヒール、どんきほーてな
どのコンビがいましたが、センスの差は歴然で飛び抜けて面白いと評価されていました。
特に松本は「あのやる気の無いやつめっちゃ面白い。」と私の周りの人間もその面白さを絶賛していたものです。

彼らがMCをしていた「4時ですよ-だ」という番組は、当時の中高生がそれを見たいがために早く家に
帰るという現象を起こしたほどの人気でした。
ダウンタウンが「4時ですよーだ」で大成功をおさめてから、しばらくして吉本は5時台にも若手のM
Cによるお笑い番組をスタートさせます。

それがタイトルにあげた圭修というコンビによる「素敵!KEIーSHU5」という番組です。
これは当時アイドル的人気があった圭修という同志社大学出身の二人の人気を吉本が、あてこみ
「4時ですよーだ」に続く人気番組をと企画されたものです。
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しかしダウンタウンと圭修のお笑いセンスには歴然とした差があり、この番組は長続きしないだろうな
と思われていました。
この「素敵!KEIーSHU5」やはり内容も視聴率も「4時ですよーだ」に比べてふるわず厳しいものでした。
今となってはどんなことをやっていたのかも全く思い出せないので、それくらい印象に残らない番組だったと思います。

この番組でただ一つだけ覚えているのが、CMに行く前に入るタイトルコ-ル「けけけけKEIーSHU5!」という言葉だけです。


そんな「素敵!KEIーSHU5」にダウンタウンがゲストで出演したことがあります。
「4時ですよーだ」の放送が終わってから時間があったのか、あるいはてこ入れのためなのか
分かりませんが、ダウンタウンががゲストで会場は当然のごとく爆発的盛り上がりです。
そんな中、松本が登場するやいなや口を発した一言が「オオオオおぼん・こぼん5!」です。

私はテレビの前でリアルタイムで見ていたのですが、この一言で全てこの日の放送をダウンタウン
が持っていった感じになりました。
この一言に私は爆笑すると同時に松本の凄さを感じました。
ちなみにおぼん・こぼんとは当時関東で活躍していたベテラン漫才コンビで一人はアフロで一人は小柄で、ビジュアル的には若者受けするコンビではありません。
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その「おぼん・こぼん」がMCをしたらと思わせる面白さと共に「けけけけKEI-SH5」というタイトルコ-ルのセンスのなさを露呈させるなどいろんなことが同時に感じられ凄いなと感じました。

次の日大学でもやはりこの「オオオオおぼんこぼん5!」のことが話題になり、「松本凄いな。」ともちきりでした。

「KEI -SH 5」の番組内容は、全く覚えていませんがこの日の松本の一言は今でも鮮明に覚えています。
松本の一言が「KEI -SH 5」の全ての企画よりもインパクトがあったということでしょう。
松本人志恐るべしです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

立命館大学の思い出その2(衣笠キャンパスに現れた猪木教信者)

1回の時に早めに大講義の教室に着いた時のことです。
私より早く来ていた男子学生が、奥の席で「週刊ファイト」を広げて読んでいました。「週刊ファイト」というのは、大阪の新大阪新聞社が出版しているプロレス専門誌で、当時プロレスファンでもコアなファンを中心に人気でした。
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その週刊ファイトを堂々と広げて読んでいるので、(こいつ凄いな。自分がプロレス好きって、めっちゃピ-ア-ルしてるやん。)と思いました。
私はその学生に興味が湧きましたので
「自分プロレス好きなん?」と話しかけて見ました。するとその学生が、クワッと目を見開いて
「自分新日派?全日派?」といきなり喧嘩腰で聞いてくるのです。

当時日本には、猪木率いる新日本プロレスとジャイアント馬場の全日本プロレスがあり、ファンが2分化されていました。
私は(うわっ、えらいやつに話しかけてしもた。)と思いましたが、答えない訳にはいかないので
「どちらかと言えば全日派かなあ。」と答えました。
すると私が答えるやいなや食いぎみに「猪木は選手を育てられるけど、馬場は育てられへん。馬場は猪木が育てたシンやハンセンを金で引き抜くだけやん。馬場が育てたと言えるんは、天龍ぐらいやん。」と捲し立ててきたので、私は(こいつとは話が出来ないな。)と判断しましたので「そうかなぁ」とだけ答えてその場を離れました。

当時の新日本ファンには、こういうタイプが多くて「新日本プロレスが全日本プロレスより上」と本気で思っているようでした。これは猪木と当時の猪木のブレ-ンの新間寿が「新日はストロングスタイルで全日はショ-マンスタイル」と自分達が本物のプロレスであると主張していたことの影響が多かったと思います。

そういうことを主張して全日本プロレスを攻撃する新日のやり方が大嫌いでしたし、それに洗脳されてしまう新日本のファンも愚かだなぁと思ってました。

私はプロレスである限り違いはないと思ってましたし、何より世間から見れば少数派のプロレスファン同士でそんな不毛な論争をする気もなかったので、その場を離れた訳です。

ただ今になって思うのは、「週刊ファイト」を広げていた彼は淋しかったのかなぁと思います。おそらく周りにプロレスを語れる友達がいなくて、論争のような形から入っても、プロレスを語り合いたかったのかなぁと思います。

彼は今でもプロレスが好きで見ているのでしょうか。今でもプロレスが好きなら嬉しいですが。
あの時どういう気持ちで論争を吹っ掛けてきたのか聞いてみたい気もします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ミスタ-高橋の暴露本の20年前にプロレスの仕組みを自らばらしていた新日本プロレス

2001年に元新日本プロレスのレフリーのミスタ-高橋の「流血の魔術最強の演技」が出版されプロレスの内幕が、赤裸々に書かれました。
プロレスが結末のあらかじめ決められたものであり、真剣勝負ではないという事実が明らかにされ、ショックを受けたプロレスファンも多かったと思います。

私は小学生のころからプロレスを見ていましたが、真剣勝負と思ったことはなく、色々と決めごとはあるのだろうなと思いつつ見ていました。

かといってプロレスを斜めに構えて見ていた訳ではなく。内幕はあるんだろうけど面白いからいいやという感じで見ていました。何というかグレ-を面白がる感覚ですね。
たから、何事も白黒をはっきりつけたがる人は、プロレスを受け入れられないだろうなというのは、子供ながら理解していました。

ミスタ-高橋が本を出した時には、(あ-あっ、野暮なことをしてくれるな)と思いましたね。言わなくてもみんなが、何となく分かってることをはっきり言ってしまったなという感じでした。

ただこの高橋の本の20年前にはっきりとプロレスの仕組みを感じてしまった事件がありました。
それは「プロレスはキングオブスポーツ」と当時猪木が主張していた新日本プロレスで起きました。

1981年の8月に猪木と新日の常連外国人のマスクドス-パ-スタ-が覆面剥ぎマッチで戦い、負けたス-パ-スタ-がマスクを取られた試合がありました。
それだけなら、別にどうということもない話でマスク剥ぎマッチなどプロレスではよくあることで、敗者が素顔をさらすことも珍しくありません。
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問題はその後です。このマスク剥ぎマッチの時マスクを取られたス-パ-スタ-は直ぐに素顔をタオルで隠したために、あまり素顔が露呈しなかったのです。
それで新日本プロレスは、その次のシリ-ズくらいに素顔のマスクドス-パ-スタ-を別人のビリ-クラッシャ-という名前で来日させたのです。
ただある程度プロレスに詳しいファンなら、ビリ-クラッシャ-がマスクドス-パ-スタ-ということは知っていました。
それなのにゴングや月刊プロレスのような専門誌もビリ-クラッシャ-をス-パ-スタ-と別人のように扱っていたので、(茶番やわぁ)と思ってました。
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さてクラッシャ-が来日したシリ-ズですが、ここでタイトルに挙げた事件が起こります。その前にみなさんに理解しておいて欲しいのは、当時のマスクドス-パ-スタ-のランクなんです。
彼は当時の新日の常連外国人で、トップの猪木には負けるけども2番手3番手の坂口や藤波には、そう簡単には負けないぐらいの扱いだったわけです。
なので、それ以下の新日の日本人レスラ-は、絶対勝てない存在だったわけです。

このシリ-ズにビリ-クラッシャ-は、全くテレビに出ることがなかったので、私はゴングのシリ-ズの試合結果を全部掲載した熱戦譜で彼の試合結果を調べて驚いてしまいました。

何と当時新日の4番手か5番手ぐらいの長州にどの会場でも10分足らずで負けてるんです。当時の長州と言えば外国人レスラ-の噛ませ犬的扱いで、いつもシンやハンセンに3分くらいて負けていたんです。
その長州にビリ-クラッシャ-つまりス-パ-スタ-が負けてるんです。
これってマスクドス-パスタ-は新日の大事な外国人だから、長州に負けることはないけど素顔のビリ-クラッシャ-は商品価値がないから負けさせてもいいってことだなと、瞬時に理解しました。

案の定ほとぼりが冷めて、再びマスクドス-パ-スタ-として来日したビリ-クラッシャ-は、長州に負けることはなかったです。
同じレスラ-がマスクをつけるつけないで、強くなったり弱くなったりすることなどありえません。

(新日本プロレスやってくれたな。迂闊だな。)と当時思ったものです。ただ地方の会場のことであり、ビリ-クラッシャ-が一度もテレビに出なかったため、このことに気づいた人は当時少なかったかも知れません。
私は(やっぱりなあ)と思ったくらいでプロレスに幻滅はしませんでしたが、ひょっとしてこのことでプロレスから去って行った人もいたのかなあと思います。

今のプロレスファンは、全てを理解してプロレスを楽しんでいるので今なら全く気にもされない話かもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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映画「マイガ-ル」で感じた男女の感性の違い

今から30年近く前のこと、当時の彼女に誘われて「マイガール」という映画を見に行くことになりました。
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これは当時「ホームアローン」で人気の出ていたマコーレ・カルキンが出演するということで、それなりに話題になっていた映画でした。何か少女がいろんな経験をして少しずつ大人になっていく課程を描いたそのような映画でした。

ただ私は正直あまり気乗りしませんでした。せっかく映画館の大スクリーンで見るのであれば、派手な
アクション映画やSF映画に限ると思っていましたので、しぶしぶ映画館に向かった次第です。

しかし映画を見るからには真剣に見ていました。その中で主人公のベ═ダがある森で指輪を落とします。
それを主人公のボ-イブレンドであるマコ-レカルキンが取りにいくのですが、森の中で蜂の巣を踏んでしまい蜂の大軍に襲われます。彼が「あっ!」と言って画面が暗転し、次の場面で彼の死が告げられます。

私は、思わず吹き出しそうになり(何これ?コメディ?)と思い隣の彼女を見たら何と泣いているのです。(えっ!)と思い場内を見回すと女性客の多くが同じように目をハンカチで押さえ泣いているではないですか。
(え-っマジか)と目を疑いました。そら分かるよ。理屈で考えたら、彼女のために森に行って蜂に刺されて死ぬ。純愛やし悲劇ですわ。けど「あっ!」っ言っていきなり次の場面で死んでるって、昔のドリフのコントじゃないですか。

男ならそこのおかしさをまず感じとって吹き出しそうになるところを、女性は彼女のために頑張って事故にあった悲劇をまず感じとって、泣いてしまうんだなぁと感じた次第です。

ちなみに嫁にこの話をしても「その場面で何で笑いそうになるんか、分からん。」とやはり理解してもらえませんでした。

男性の皆さんなら、私のいう可笑しさを理解していただけるのではないでしょうか。
あるいは面白いと感じるのは、私だけなのでしょうか。何でも面白がってしまう関西人の悪癖なのでしょうか。
興味を持たれたら一度「マイガ-ル」をご覧になって下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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