3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

たった一言で圭修の番組を潰したダウンタウン松本の恐ろしさ

今日はお笑いについて書かせてもらいます。大阪生まれの大阪育ちの私は、当然お笑いも大好きです。
小学校の時は、土曜日に学校が昼までで終わると帰宅して、まず吉本新喜劇を必ず見てから遊びに行ったものです。
中学高校は、大阪の毎日放送の深夜ラジオのMBSヤングタウンを必ず聞いていました。
大阪の学生ならヤングタウンは毎日聞いているぐらいの人気番組で、特に明石家さんまがパーソナリティの曜日は、圧倒的に面白かったです。


そういう環境で育ったので、必然的にお笑いにはうるさいのです。あの芸人が面白いとか面白くないと
かは、関西人の日常会話では必要不可欠なものなのです。

そんな我々が大学生当時、そのお笑いセンスが絶大的な評価をされていたのがダウンタウンの松本人志です。
ダウンタウンは吉本のお笑い養成所NSCの一期生で、同期にトミーズやハイヒール、どんきほーてな
どのコンビがいましたが、センスの差は歴然で飛び抜けて面白いと評価されていました。
特に松本は「あのやる気の無いやつめっちゃ面白い。」と私の周りの人間もその面白さを絶賛していたものです。

彼らがMCをしていた「4時ですよ-だ」という番組は、当時の中高生がそれを見たいがために早く家に
帰るという現象を起こしたほどの人気でした。
ダウンタウンが「4時ですよーだ」で大成功をおさめてから、しばらくして吉本は5時台にも若手のM
Cによるお笑い番組をスタートさせます。

それがタイトルにあげた圭修というコンビによる「素敵!KEIーSHU5」という番組です。
これは当時アイドル的人気があった圭修という同志社大学出身の二人の人気を吉本が、あてこみ
「4時ですよーだ」に続く人気番組をと企画されたものです。
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しかしダウンタウンと圭修のお笑いセンスには歴然とした差があり、この番組は長続きしないだろうな
と思われていました。
この「素敵!KEIーSHU5」やはり内容も視聴率も「4時ですよーだ」に比べてふるわず厳しいものでした。
今となってはどんなことをやっていたのかも全く思い出せないので、それくらい印象に残らない番組だったと思います。

この番組でただ一つだけ覚えているのが、CMに行く前に入るタイトルコ-ル「けけけけKEIーSHU5!」という言葉だけです。


そんな「素敵!KEIーSHU5」にダウンタウンがゲストで出演したことがあります。
「4時ですよーだ」の放送が終わってから時間があったのか、あるいはてこ入れのためなのか
分かりませんが、ダウンタウンががゲストで会場は当然のごとく爆発的盛り上がりです。
そんな中、松本が登場するやいなや口を発した一言が「オオオオおぼん・こぼん5!」です。

私はテレビの前でリアルタイムで見ていたのですが、この一言で全てこの日の放送をダウンタウン
が持っていった感じになりました。
この一言に私は爆笑すると同時に松本の凄さを感じました。
ちなみにおぼん・こぼんとは当時関東で活躍していたベテラン漫才コンビで一人はアフロで一人は小柄で、ビジュアル的には若者受けするコンビではありません。
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その「おぼん・こぼん」がMCをしたらと思わせる面白さと共に「けけけけKEI-SH5」というタイトルコ-ルのセンスのなさを露呈させるなどいろんなことが同時に感じられ凄いなと感じました。

次の日大学でもやはりこの「オオオオおぼんこぼん5!」のことが話題になり、「松本凄いな。」ともちきりでした。

「KEI -SH 5」の番組内容は、全く覚えていませんがこの日の松本の一言は今でも鮮明に覚えています。
松本の一言が「KEI -SH 5」の全ての企画よりもインパクトがあったということでしょう。
松本人志恐るべしです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。