3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

永井豪展で見た残酷な光景

先日大阪で行われた永井豪展に行ってきました。
「マジンガ-Z」や「デビルマン」をリアルタイムで見ていた世代なので、永井豪と聞いて血が騒ぎ気づくと会場にいました。
f:id:KINUGASA:20181130075010j:plain
会場の入口前で、いきなり巨大Zのモニュメントがお出迎え、いやがおうにもテンションが上がります。
f:id:KINUGASA:20181130074953j:plain
ここはこの前で写真を撮らねばと係員に頼んで、一枚撮ってもらったところで何とスマホの電池切れ!
痛恨のミスに悔やんでも悔やみきれませんでした。

しかし気持ちを切り替え館内へ。
館内に入ってすぐに60型くらいのテレビで「デビルマン」や「グレンダイザ-」などのオ-プニング集が流され、私と同年代の人達がくいいるように見ていました。
そこから足を進めると中には、貴重な原画の展示がズラリとされています。
「デビルマン」や「マジンガ-Z」はもちろん。「キッカイくん」「オモライくん」などのギャグ漫画や「あばしり一家」「ハレンチ学園」など永井先生の有名作品がズラリ。
ファンとしては、たまらない空間でした。

永井豪展を漫喫した後最後にグッズ売り場へ。ここで事件が起きました。
お母さんと一緒に来た小学生の男の子が何かグッズを探しています。
どうやら、テレビで宣伝されていた会場限定発売の「超合金の塊」を探しているようです。
これは私もテレビで見たのですが、Zとグレ-トの2種類で一つ2160円とかなりお買い得な価格。
おそらくこの子は、それを目当てに来たのでしょう。

しばらくしてその子が「超合金の塊」を発見したのですが、ショ-ケ-スの前で固まっています。
(どうしたのかな?)と覗いてみると、何とテレビでは、結構大きく見えた「超合金の塊」ですが実物は全長5センチほどの超ミニチュア。これは固まってしまうのも無理ありません。

あまりのショックにその子が泣き出してしまいました。隣にいたお母さまが「なんで泣くの?」と聞いてましたが、いやそら泣くやろ。テレビではあんなに大きく映してた超合金が実際に見てみたら、こんな豆粒みたいな大きさやったら、そら泣くの無理ないでしょ。
しかも、えげつないことにその豆粒超合金の隣に大きい15800円の超合金を並べて展示するえげつなさ。
子供としては、そっちが欲しくなるに決まってます。
思わず「これがお前のやり方か!」あるいは「てめえらの血は何色だ-っ!」と叫びそうになりました。

結局その子はミニチュアグレ-トを買って帰ったようですが、今回のことで人間不信にならないことを祈るばかりです。
展示内容は良かったけど、グッズの販売方法に少し疑問を感じた一日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
allowtransparency

幻の国際プロレスのドッキリ番組

自己紹介にも書きましたが、私は昭和プロレスが大好きで、特に国際プロレスのラッシャ-木村さんが大好きでした。
あの哀愁に満ちたたたずまい、どうしても悪役に徹しきれない人の良さ。
どうしようもなく木村さんに惹かれたものでした。
f:id:KINUGASA:20181129225839j:plain
今日ここに書く記事は、木村さんがまた国際プロレスのエ-スとして活躍してた時の話です。
当時国際プロレスは、東京12チャンネル(今のテレビ東京)が中継していました。

今でこそテレビ東京は結構人気番組がありますが、その当時は、他局にくらべて魅力ある番組が少なくマイナー視されてました。
そんな12チャンネルがこれまたマイナーな国際プロレスを中継していたのですから、当時国際プロレスをテレビで見ていたのは、よほどのプロレスファンぐらいだったのです。

その国際プロレスのエ-ス、ラッシャ-木村が、東京12チャンネルのドッキリ番組に出演したことがあるのですが、これがメチャメチャ面白かったのです。

番組の内容は当時他局で人気のあった「スタ-ドッキリマル秘報告」のパクりで、「スタ-ドッキリ大作戦」か何かそのようなタイトルでした。(ほとんどスタ-は、でませんでしたが。)

肝心の番組内容ですが、どのようなものかといいますと、どこから連れてきたのか分からないブル-スリ-のそっくりさんを国際プロレスの道場に殴りこみさせるという内容でした。

最初は道場の取材に来たという理由で、木村さんにインタビユ-をするのですが、そのうちブル-スリ-が木村さんの肉体の強さを確認のためにパンチを入れるという内容だったと思います。

この時の木村さんの表情の変化が、絶妙に面白くて最初穏やかな表情がだんだんこわばって鬼の形相に変わるのですが、その過程が面白くてテレビの前で腹を抱えて笑ったものです。

最後はマイティ井上と共に木村さんが、偽ブル-スり-をぼこぼこにして終わるのですが、ブル-スリ-のやられ方も見事で、最後まで爆笑してました。

こんな面白い番組だったのに、私のまわりでは誰一人これを見たものがいないのです。
なので誰に話しても信じてもらえません。

どなたか、この番組を見られた方おられたら教えて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
allowtransparency

「情熱大陸」の棚橋を見て驚いた2つのこと。

先日の「情熱大陸」の棚橋の回で、驚いたことが2つありました。
f:id:KINUGASA:20181130074546j:plain
一つめは「新日の道場から猪木のパネルを撤去したこと。」
言うまでもなく、猪木は新日本プロレスの創業者。
その人のパネルを外すというのは、なかなか出来ないことと思います。
そこに手をつけた棚橋に変革への強い意志が、感じられます。
恐らく棚橋は、新日がいつまでも猪木イズムの呪縛に縛られていたのでは何も変わらないし、そのためにはまず猪木のパネルを外すことが必要と考えたのでしょう。
ただ分かっていても、それを実行するのは勇気のいること。
それを実行した、棚橋は素晴らしいと思います。
その結果として、今の新日本プロレスがあると思います。
色んな個性的なレスラ-が、輝ける場になったのはそこが出発点だったのかなと思います。

二つ目は「レスラ-はリングに居なくてはいけない。」という発言。
これも昔の新日の考え方とは、真逆なんですよね。
確か長州だったとおもうんですが「コンデションの悪い状態で無理してリングにあがってへたな試合を見せるぐらいなら休んでもいい。」

実際に新日のレスラ-って欠場することが、結構あったと思います。
それだけ、人材が豊富だったということだと思いますが、お目当ての選手が欠場していたらガッカリしますよね。
特に棚橋が言ってたように「年に1、2回しかプロレスがない地方」それで当日お目当ての選手が欠場していたら淋しい気持ちになりますね。

それを踏まえての棚橋選手の発言は、プロとして立派と思います。
実は棚橋選手のこの発言って、昔馬場さんが言ってたことと全く同じなんですよ。

そういったところも、棚橋選手が本当に昔の新日イズムから全く解き放たれた考え方をしているんだなあと今回驚いた次第です。
膝も大分悪いのに日々ファンのために頑張る棚橋選手を応援しています。
f:id:KINUGASA:20181130074608j:plain
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
allowtransparency