3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

永井豪展で見た残酷な光景

先日大阪で行われた永井豪展に行ってきました。
「マジンガ-Z」や「デビルマン」をリアルタイムで見ていた世代なので、永井豪と聞いて血が騒ぎ気づくと会場にいました。
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会場の入口前で、いきなり巨大Zのモニュメントがお出迎え、いやがおうにもテンションが上がります。
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ここはこの前で写真を撮らねばと係員に頼んで、一枚撮ってもらったところで何とスマホの電池切れ!
痛恨のミスに悔やんでも悔やみきれませんでした。

しかし気持ちを切り替え館内へ。
館内に入ってすぐに60型くらいのテレビで「デビルマン」や「グレンダイザ-」などのオ-プニング集が流され、私と同年代の人達がくいいるように見ていました。
そこから足を進めると中には、貴重な原画の展示がズラリとされています。
「デビルマン」や「マジンガ-Z」はもちろん。「キッカイくん」「オモライくん」などのギャグ漫画や「あばしり一家」「ハレンチ学園」など永井先生の有名作品がズラリ。
ファンとしては、たまらない空間でした。

永井豪展を漫喫した後最後にグッズ売り場へ。ここで事件が起きました。
お母さんと一緒に来た小学生の男の子が何かグッズを探しています。
どうやら、テレビで宣伝されていた会場限定発売の「超合金の塊」を探しているようです。
これは私もテレビで見たのですが、Zとグレ-トの2種類で一つ2160円とかなりお買い得な価格。
おそらくこの子は、それを目当てに来たのでしょう。

しばらくしてその子が「超合金の塊」を発見したのですが、ショ-ケ-スの前で固まっています。
(どうしたのかな?)と覗いてみると、何とテレビでは、結構大きく見えた「超合金の塊」ですが実物は全長5センチほどの超ミニチュア。これは固まってしまうのも無理ありません。

あまりのショックにその子が泣き出してしまいました。隣にいたお母さまが「なんで泣くの?」と聞いてましたが、いやそら泣くやろ。テレビではあんなに大きく映してた超合金が実際に見てみたら、こんな豆粒みたいな大きさやったら、そら泣くの無理ないでしょ。
しかも、えげつないことにその豆粒超合金の隣に大きい15800円の超合金を並べて展示するえげつなさ。
子供としては、そっちが欲しくなるに決まってます。
思わず「これがお前のやり方か!」あるいは「てめえらの血は何色だ-っ!」と叫びそうになりました。

結局その子はミニチュアグレ-トを買って帰ったようですが、今回のことで人間不信にならないことを祈るばかりです。
展示内容は良かったけど、グッズの販売方法に少し疑問を感じた一日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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